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会長ご挨拶

 本日は東京都伝統工芸士会ホームページにお越し頂き有難うございます。
 当会は、東京都知事から「東京都伝統工芸士」として認定を受けた人達を 構成員として平成3年9月に設立されました。 初代会長は富田弘丞氏(東京染小紋)、二代目会長は北間弘造氏(東京銀器)、 三代目会長は高野光由氏(江戸衣裳着人形)、四代目会長は宮本満次(江戸鼈甲)、そして私が五代目の会長を勤めさせていただいております五月女利光(東京染小紋)です。


 伝統工芸というと、敷居が高く陳列棚に飾って眺めるもの、あるいは昔から ある古めかしいものといった印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。 私たち東京都伝統工芸士会では、伝統工芸の技や素材を現代に生かすことを 常に考えています。 そして伝統的素材と伝統的技法によって、現代生活の一部として日常的に使われる ものを目指しています。 また、使う人が作品を手元に置いて、実際に使用しながら”うるおい”や ”いやし””元気”を感じられるものでありたいと願っています。 さらに、伝統を未来に繋ぐ為にも、伝統を踏まえながら常に革新的な事に チャレンジしながら、「現在に生きる工芸」のみならず「未来への工芸」と して生き続ける工芸に向けて日夜研鑽を続けています。


 皆さんに一層親しんで頂ける伝統工芸を目指して、東京都伝統工芸士会員 の中には工房見学を受け付けたり、学校の社会勉強の一環として体験教室を 開いたりしている工房も有ります。
伝統工芸に関するご質問や要望については、問合せページから遠慮なく お問い合わせください。


東京都伝統工芸士会 会長 五月女利光