色金象嵌鳥水滴(いろがねぞうがんとりすいてき)

「赤銅」と「四分一」をはぎあわせて形作り、
模様を「ケシ象嵌」し、「色上げ」して制作。

高さ、100mm






用語の解説

色金(いろがね)・・・日本独自の合金。金、銀、銅からなる。古くは装剣具(刀のつば)や目抜き等に
もちいられ、独特の美しい輝きをもつ。おもなものに四分一、赤銅、がある。また真鍮や銅単体、十八金
も色金に区分される。

四分一(しぶいち)・・・おぼろ銀とも称される。おもに銅と銀からなり、全体の4分の1が銀なことが
この名の由来。若干の金をまぜることにより、冴えわたる色となる。割合の増減により、発色がちがい、
黒四分一(くろしぶいち)、白四分一(しろしぶいち)等のように区分される。銀の割合が多くなるほど、
白っぽくなるのが特徴。




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